みなさま、ご訪問ありがとうございます。
「まなびやもも」で先生をしています。ゆとう先生こと、『ゆってぃ』です。
毎月ひとつのテーマでブログを書かせてもらっています。
今月は個人的なテーマではありますが、
「読書」についてです。
これを書こうと思ったのは、「自分がなぜ読書をするのか」というのを伝えるという行為を通じて、考えてみたいと思ったからです。
■読書について
みなさんにとって「読書」とはなんでしょうか?
私は読書といえば、
ネガティブに考えたら、「時間がかかる」「めんどくさい」
ポジティブに考えたら、「自分を知ることができる」「知らない世界を知ることができ、好奇心を満たしてくれる」「自分を支えてくれる言葉に出会える」
僕はたくさん本を読みたいと思う反面、僕の意識は普段から「めんどくさい」に満ちていて、わざわざ本を読むには「どっこいしょー」と身構えなければ読めません笑
読書家を目指す反面、まだまだ心の底から読書家ではない僕です笑
■読書との出会い
そんな僕ではありますが、読書は人生のどん底にいる僕をそっとすくい上げてくれました。
読書との出会いは人生で3回あったように思います。
第一の読書との出会いは、子どものころに読んでいた、「かいけつゾロリ」や、「パスワードはひ・み・つ」、「ハリーポッター」や、「ナルニア国物語」。
この頃の読書は、単純に「楽しい」という気持ちで読んでいたと思います。
それから高校生と大学生の時期には一切読書というものをしませんでした。
それから社会に出てから、忘れていた読書ともう一度出会うことになります。
これが第二の読書との出会いです。
会社内で読書をすることは良いとされていて、社内でも読書会が開かれるほど、活発なものでした。その時の読書は、「何かを得よう」「成長しよう」という毛色が非常に強かったです。よくも悪くもバカ正直な僕は、その影響を強く受け、「何かを得る」「成長しよう」という気持ちで読書をして、子どものころに感じていた「楽しさ」を忘れていたように思います。気楽に本を読んでいたころの私はどこかに行っていました。
気楽さを失った読書は楽しくなく、今でも「めんどくさい」というネガティブな面となって、ひきづっているのかもしれません。
そんな中ある一冊の本に出会います。第3の読書との出会いです。
僕はその時、会社を辞めており、自信を大きく失っていました。
そんな僕に妻のお父さん、義理の父にあたるのですが、その方が読書家で本を僕に渡してくれました。
喜多川康(きたがわ やすし)という方が書いた「福に憑かれた男」でした。
衝撃的でした。本で泣いたことがなかったのですが、初めて本で泣きました。カフェで周りに人がいるにも関わらず、涙をこらえることができませんでした。僕の沈みきっていた心をそっとすくい上げてくれました。この本は僕に勇気をくれたのは間違いありません。
■読書をすることで変わったこと
3度読書と出会いましたが、どの読書も僕を新しいものに出会わせてくれました。それは、現実には存在しない世界だったり、普通にありえそうな日常だったり、想像すらしていなかった人の感情だったり。いろんなものに出会う度に、「へえー」とか「すごいなー」とか、単純に感動したりしつつ、本というものを味わっていたと思います。
変化とよべるかどうかはわからないですが、本の中の言葉に、ちょっと勇気をもらっていたように思います。しかし、すごい言葉に出会って感動して、勇気をもらっても、僕自身はあまり変わらず、強くも弱くもなっていないと思います。それでも、小さな勇気が「一歩を踏み出す勇気」となり、大きく何かを変えてくれることもありました。
それと、知らない知識や考え方に出会えた喜びが自分の中に広がるような感覚がありました。
■たまにプレゼントがある
本を読んでいたら、ごくたまに奇跡のようなプレゼントがあります。それは人との出会いだと思っています。先ほど述べた、「一歩を踏み出す勇気」のおかげで、遠く離れた場所で、人生の師匠と呼べる人に出会ったり、思っていたよりも身近に自分の人生を変えるような出会いがあったりだと思います。本を読んでいるから奇跡が起こると断定はできないですが、僕の出会いは本から始まるものが多かったので、僕はそう思っています。800円で買うことのできる本が、僕を当時住んでいた岡山から東京へと運び、そして東京で会った人に聞いた岡山でのイベントで、僕は師匠との出会いを果たしました。それは本を読まなかったら絶対に起こらなかったことでした。そんなごくごくたまにくるプレゼントを気長に待ちつつこれからも本を読んでいきたいと書いていて思いました。
■読んで書く
「読書」は「読んで書く」と書きます。
本を読んで終わるだけではもったいないと思っています。本を読んで思ったことはだれかにぜひ伝えてほしいです。書くのが難しければしゃべってでも全然いいと思います。
自分のことを読書家とは言えませんが、本の力を信じ、本が大好きな僕からのメッセージです。自分が本から受け取った何かを形にして外に出すことで、新たな発見があって、そういうのにきづいた時が面白いと思っています。
■本だけではなく
最後に。今日書いたのは読書についてで、本のことでしたが、本だけではなく、マンガ、映画、ドラマ、芸術的な何か、などにはそんな素敵な力があると思います。みなさんにとってそういったものはなんでしょうか?僕にとっては本でした。きっとみなさんもそれぞれに何かあると思います。そしてその中から、奇跡のようなプレゼントをもらえていると信じています。そして、まだもらえていない方はもらえるように信じています。
少し長くなりましたが、今回はこれで。読んでくださりありがとうございました。
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